本来寝室用に使っている32Vのテレビ用に購入したのですが、先日のHDMI連動不良の件もありリビングに持ってきたのでレビューします。価格比較サイト用に書いたものにリビングで使った感想を追加します。
ソニー ブルーレイディスク/DVDプレーヤー BDP-S190ソニー ブルーレイディスク/DVDプレーヤー BDP-S190 [エレクトロニクス]
商標:ソニー
(2012-09-01)
【デザイン】
本体にヘアライン加工がしてありプラスティックながら高級感を演出していています。
カウンタなどは省略されていますが、電源LEDはついています。
ただし、DMR-BW970と比べてはいけません。うちの場合は曇りガラスのラックに収納しているため問題ありません。
【操作性】
ソニー伝統のXMBが採用されています。
当然のようにHDMI-CECに対応しているので、テレビのリモコンから操作ができて便利です。
この機種はPS3と同じく、TX-NR818と組み合わせても問題なく連動します。 
学習リモコンを普段使っているのであまり使いませんが、付属のリモコンはゴムボタンの押し心地がいまいちです。
リモコンの機能的には問題ないかと思います。 
【再生画質】
解像感などは特に問題ないと思います。色乗りは普通ですが高級機種とは比べなければわからないと思います。
DVDもPS3と比較しても同じくらいにきれいに見られます。最近の入門機は画質も良好ですね。
ただ、DMR-BW970の時と違いクロマアップサンプリングはついていません。ソニーも上位機種のBDレコーダーならついているのでメイン使いはそちらを買った方がいいかもしれません。
【音質】
AVアンプにHDMIでつないでいます。特に問題は無いようです。
アナログ出力を使用していないのでDACの性能は評価できません。
【読み取り精度】
今のところ、どんなメディアも普通に読み込めています。認識も普通な速度です。
DMR-BW970の時よりも(高速起動OFFでも)起動が速いのがいいです。トレイがすぐに出てきてイライラしません。
【出力端子】
HDMI、コンポジット、同軸デジタルと割り切った設計ですが、今時HDMIしか使わないと思うので問題ありません。
【サイズ】
通常サイズよりもコンパクトでいいと思います。ただ、コンパクトすぎて高級感は0。軽いので押すと簡単に動きます。
【UI】
PS3と比較するとCPUパワーの問題なのかXMBの操作が重い。反応も遅めなので割り切りが必要です。
ですが、再生などの動作は全く支障なくできます。
ただ、huluは720pの高画質動画を再生しているのできれいです残念ながら480pのようです。結構汚い。
YouTubeもSDのようで画質は期待できません。見られるだけいいかなという感じです。
追記1:上記の件をメーカーに問い合わせたらhuluは720pに対応しているとのこと。確かにネットワーク設定直後は高画質で再生されるが電源を一度でもオフにしてしまうと480pになります。なんでだろう。

追記2:対処法がとりあえず分かりました。
Hulu低画質化問題解消法(暫定対策)
(電源をオフしたりYouTubeを見たあとはまた行う必要があります。)
再生1回目:「再生したい動画を再生する」➡「停止」➡「同じ動画を再び再生」これでOKです。
再生2回目以降:一度行えば電源を切るまで有効で2個目以降は普通に再生で大丈夫です。

ちなみに画質の判定方法は、画面サイズの拡大縮小機能(リモコン矢印上下ボタン)で
1段だけ小さくなれば720p
2段小さくなれば480p
です。

追記3:ソニーから回答が帰ってきました。
弊社でもご指摘の症状を確認いたしましたことをご報告いたします。
今回の症状について、修正対応を行うか否かを含め
対応を検討しております。
恐れ入りますが、引き続きお試しいただいております回避策にて
ご利用いただけますでしょうか。
BDP-S590でも確認いたしましたところ、ご指摘の症状が確認できました。
とのこと。ファームアップすることを願いましょう。

【総評】 
DIGAで焼いたテレビ録画(BDAV)やXviD(avi)、H.264(mp4)などのファイルも再生できるので汎用性が高くていいと思います。
CPUは非力そうですが、BDのメニューが出るまでの時間は遅くないです。ブルーレイディスクを再生するだけなら満足度は高いです。
また、HDMIケーブルが付属していないので注意が必要です。

ただ、レコーダーだとできていたリアルタイムにテレビ番組をプロジェクターに映すことができなくなってしまったのは残念です。機能面からレコーダーはソニーかパナソニックなので買い換えないとだめかも。(我慢する予定ですが) 
【消費電力】
ワットチェッカーにて計測した実測です。
起動時(BD-AV再生) 5.4〜5.6W
高速起動OFF 0〜0.3W
高速起動ON 3.5W
高速起動は3秒で立ち上がるだけのことがあり、あまり平常時と変わりませんね。 

設定ポイント
・「画像設定」→「画面モード」を「ノーマル」に変更します。
 アスペクト比がゆがむのはいやなので設定。
「画像設定」→「DVD-ROM 24p 出力」を状況に合わせて変更します。
 DVDは24pで記録する規格がないので判定が誤爆して変にカクツクことがあるのでOFFのままでいいかもしれません。
AVアンプと組み合わせて使う場合
・「音声設定」→「BD 音声MIX設定」を「切」に変更します。
 こうしないとロスレス音声(Dolby TrueHDやDTS-HD Master Audio)が出力できません。 
「音声設定」→「AAC」を「AAC」に変更します。
 AVアンプの方がDACの性能が高いはずなので変更。
「音声設定」→「ダウンミックス」を「サラウンド」に変更します。 
 HDMIでつないでいる限り無理にステレオで 出力されることはないので不要ですが一応変更。